縮毛矯正で髪が傷む原因とは?傷めないための対応策を解説

雨の日が多くなってくると、くせ毛の皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回はこれからの時期にオーダー数が増える縮毛矯正のダメージについて詳しく解説していきます。

 

1.くせ毛のタイプ

1. 波状毛

日本人に一番多く、ウェーブタイプのくせ毛。うねりの強さ・大きさはそれぞれですが、波を打つようにうねるのが特徴。

2. 捻転毛

髪1本1本がコイルのようにねじれているくせ毛。触るとザラつきやデコボコした手触り。

3. 縮毛

細かく縮れているタイプのくせ毛。

4. 連球毛

髪の所々に数珠のように連なった凹凸があるくせ毛。ゴワゴワした手触り。 

2.髪のダメージって?

2-1.髪の傷みの原因

原因1:カラー剤やパーマ液に含まれるアルカリ

カラー剤やストレートパーマ薬には、還元剤を毛髪内部に入り込ませるために強いアルカリを含むものが多いです。

しかし、髪の毛は弱酸性。強いアルカリ性の薬剤を使うことで髪がアルカリ性に傾くと、髪はダメージを受けやすい状態になります。

更に内部の損傷が進みすぎてしまうとチリチリした状態になってしまうことも。

 
原因2:ヘアアイロンなどの熱

ヘアアイロンやコテの使い過ぎで、熱によって毛髪の水分量が少なくなってしまいます。

枝毛ができやすくなってしまいます。また、キューティクルも傷ついてしまう為、薬液の浸透スピードが速くなる点も注意が必要です。

髪が絡まった状態で無理にアイロンをしてしまうと髪に余計な摩擦がかかってしまい、キューティクルが損傷しやすくなります。

 

原因3:加齢による髪質変化

髪に特に悪いことをしていない場合、加齢による髪質の変化が考えられます。

髪は年齢が進むにつれて生え変わりのサイクルが遅くなり、髪の内の脂質量も減少してしまうため、うねりが出てきたり細くツヤのない状態になります。

 

原因4:頭皮の毛穴汚れ

毛穴に皮脂や整髪剤などの汚れが残ってしまうと頭皮が酸化して、「エイジング毛」と呼ばれる独特なうねり毛が生えやすくなります。

 

2-2.縮毛矯正に伴う傷みの種類

縮毛矯正施術によるダメージには、大きく分けて2種類のダメージがあります。

1つ目は乾燥です。お肌でも乾燥することでカサカサしたりひび割れを起こしますよね?

毛髪も同じで、必要な油分が足りず、内部の水分量が必要分維持できていない状態です。

2つ目はタンパク質の損傷、欠損によるダメージです。

こちらはケガをして擦り傷があるようなものになります。

 

3.対応策

3-1.お家での準備

アミノ酸系シャンプーを使う

ヘッドスパ

洗浄力が強いシャンプーは油分を取りすぎてしまう為、薬液ダメージを受けやすい毛髪になってしまいます。

そのためシャンプーは「アミノ酸系シャンプー」を推奨しています。

タンパク質そのものであるアミノ酸から作られた合成界面活性剤なので、肌や髪に優しいのが特徴です。

 また、縮毛矯正施術の直前にカラーリングを控えて頂くことでストレートの仕上がりも格段に変わってきます。

3-2.サロンでの対応策

■お客様の履歴を確認(これが一番大切です!)

■髪質・ヘアスタイルに合わせた毛先の処理や毛量調整のカット方法を選択

■毛髪ダメージ・施術履歴に合わせた前処理

■くせの強さ・髪質に合わせた薬液選択

■薬剤の過剰反応を阻止する中間処理

■的確なアイロンの温度設定

■2剤処理による丁寧な固定

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縮毛矯正はハンバーグを作るようなイメージです。

想像してみて下さい。

新鮮なひき肉とラップもせずに放置してしまったひき肉ではどちらがジューシーで美味しいハンバーグができるでしょうか?

油分や水分が整っている新鮮で柔らかなひき肉で調理すると、つなぎを少し入れて塩コショウで味付けする程度で十分美味しくなると思います。

ラップもせず、放置してしまったひき肉の方はどうなるでしょう?

つなぎをたくさん入れないとボロボロして形にもならず、肉汁も出ないのでチーズをかけたりこってりしたソースをかけて仕上げなければならなくなります。

ご自宅でアイロンを多用されていたりケアがおろそかになってしまっていると、同じことが起こりサロンでの施術満足値が下がってしまいます。

せっかく時間とコストをかけて梅雨時期に向けて縮毛矯正をかけるのなら、最高の仕上がりを目指して事前準備も一緒に頑張っていきましょう!!

 

ご不明点等ございましたら是非ARCHスタッフまでご相談下さい♪
ご予約もお待ちしております!!